
京都大学工学部地球工学科土木コース4回生、朝尾先生が考える、勉強をする上で大切なことを紹介します。

こんにちは。私は京都大学工学部地球工学科土木コース4回生の朝尾です。
私は現在、流体力学という分野を学んでいます。流体力学とは、水や空気などの流れを数式で表し、その運動を予測する学問です。最近では、人の流れを粒子として捉え、駅やイベント会場での混雑や渋滞をシミュレーションする研究にも興味を持っています。
大学では、高校までに見たことのない数学や物理が数多く登場します。複雑な数式や抽象的な考え方が多く、入学当初は授業についていくことができませんでした。高校時代は得意だった数学や物理も、「何を言っているのか分からない」と感じることが増え、一時は苦手意識を持つようになりました。
しかし、そこで気づいたのは「難しい内容ほど基礎が大切」ということです。いきなり応用問題に挑戦するのではなく、基本的な計算や定義を一つずつ確認しながら学び直しました。すると、最初は意味不明だった数式も少しずつ理解できるようになり、バラバラだった知識がつながって全体像が見えてきました。
これは受験勉強にも同じことが言えると思います。
受験勉強では覚えることが多く、問題集を見て「こんなにやるのか」と嫌になることもあるかもしれません。しかし、焦って難しい問題ばかりに取り組むよりも、まずは基本問題を確実に解けるようにすることが大切です。
基礎を積み重ねることは遠回りに見えますが、実は一番確実な近道です。私自身、大学受験や大学での学びを通してそのことを改めて実感しました。
勉強が思うように進まない時こそ、ぜひ基本に立ち返ってみてください。少しずつでも理解できることが増えていけば、勉強は必ず面白くなっていくと思います。