工学部物理工学科のN 先生の高校時代の勉強方法をご紹介します。
私は中学3年間、高校1年、2年の夏ぐらいまでは勉強量が足りていませんでした。
学校は中高一貫校で進度が早く、高校1年生までに高校3年生までの勉強を終わらせてしまうほどでした。
数学だけは得意で、その時点で学校でもトップクラス、模試でも偏差値75くらいは安定して取れていました。
しかし、英語国語はもちろん、理科も壊滅的でした。
高校2年生の時点で物理でごくごく基本的な内容が抜けていました。
そのため、物理はリードαという基礎的な問題集を大急ぎで進めながら、得意な分野から名門の森という参考書を用いて応用問題に取り組んでいきました。
化学は重要問題集という参考書が多方から勧められたのでそれを解こうと思いましたが、最初は全く分からなかったので神戸本山学園で一緒に進めていきました。現役の受験時には、数学にはかなり自信を持てており、物理化学も京大受験生の平均レベル程度まで上げることができました。
しかし、英語、国語が足を引っ張ってしまい、また理科も力を出し切ることが出来ず入試は落ちて浪人しました。
基礎に不安が残っていることは自覚していたので、浪人している間は最初に全科目、基礎の参考書からやり直しました。
夏までにこれを終えて応用問題をやり直すと、分からない問題がほとんどなく驚きました。
過去問なども分からない問題がほとんど無くなりました。そして秋の京大模試では理系で全国2位を取ることが出来ました。
基礎の重要性を改めて実感しました。
基礎をないがしろにして応用に取り組んでも定着しません。部活動や勉強をサボったりで出遅れたために基礎がないまま応用問題を習うということもよくありますが、勇気を持って基礎に逆戻りするということが近道になると思います。
おすすめの参考書は、応用レベルですが、物理は名門の森という参考書です。
物理は解説を読んでも分かりにくい問題集が多いですが、名門の森は解説が丁寧で理解しやすく自主学習に向いています。
化学は重要問題集という参考書です。良問が多く学ぶことが多いです。