
集団指導と個別指導で迷っています」「集団指導を続けるべきでしょうか」というお話を頂く事があります。この時にお話しさせてもらっていることを書きたいと思います。
集団指導の場合、5人以下など、余程少人数の場合を除いては全員が理解できるような授業は絶対に行われません。全員が分かる話をすると、上位層が退屈になってしまうからです。
頑張っている人が損をしてはいけませんし、より良い実績を作ってくれるのは上位層の人たちなので、先生は上位層に照準を合わせて授業をします。
すると, 平均点以下の生徒さんは、授業内で分からないことがどうしても出てきてしまいますし, 自分の実力に対して難しすぎる、その時点では不要な、問題を扱うことになります。
私が学生時代にアルバイトとして勤務していた集団指導の塾(現在の「京都医塾」です)では、上3分の2が満足できる授業が出来ると上出来だ(3分の1は居残りや個別指導でフォローをしなさい)と言われていました。
では、今平均点に達していない方はどうすれば良いか。レベルの合わない集団授業を受け続けると、内容の合っている上位層との差が広がり続けるだけです。ただし、学校を辞めるわけにはいきませんし、ハイレベルな集団指導塾になんとか付いて行っておきたい、ということもあります。
このような生徒さんに対して、個別指導塾がお役に立てることが多いです。分からなくなった所まで戻って、一人一人のペースに合わせて解説をし、定着するまでテストをし、苦手克服をサポートします。当塾で完結させることも可能ですし、集団授業に再び戻ることも可能です。
まとめ:自分の現状と目的に合った選択を
集団指導と個別指導、どちらが良いかは一人ひとりの現状と目標によって明確に分かれます。
今の学力が集団授業のペースに合っているなら、そのままでも構いません。ですが、授業についていけない、理解が追いつかないと感じているなら、今こそ学び方を見直すタイミングです。
「わかる」→「できる」→「続けられる」ようになるまで、しっかりと支えるのが個別指導の強みです。迷っている方は、ぜひ一度、今の自分にとって最も力になる学び方は何かを考えてみてください。
その判断を一緒にするお手伝いもしています。お気軽にご相談ください。