勉強中に音楽は聴く?聴かないほうがいい?岡本・夙川の個別指導学習塾「神戸本山学園」の学園長がお答えします!
勉強の時に音楽を聴くことについてどう思うか?という質問を受けることがあります。私は必ず「聴かない方が良いと思う」と答えています。確かに、BGMは集中力を高めるという話を聞くこともあります。人それぞれなのかもしれない、と迷った時期もあります。しかし、本番では音楽を聴けません。これを考えると、やはり聴くべきではないと考えます。
ただでさえ、本番は緊張します。努力の結果をぶつける特別な場であるので、平常心でと言うのは無理です。そんな時に、普段音楽を聴いて勉強をしているのに本番は我慢しないといけないとなると余計に「特別」に感じさせる要因を作るだけだと思います。
これと関連して、字の大きさや図の書き方についても、指導をすることが良くあります。
小学校で初めに字を習う時「大きな字で丁寧に書きなさい」と習います。字の書き方を学ぶのであれば、そうすべきであると思います。
一方で、受験勉強をする時にはどうでしょうか?
本番で使える計算スペース有限です。狭い所で計算をする機会もあります。
そんな時に、普段よりも小さな字を書かないといけない・・・となるとやはり余計な負担を強いられることになります。大きな字でスペースを取ってきれいなノートを書く事も場合によっては必要ですが、少なくとも問題演習の時は本番を意識したスペースの使い方をしましょう。
図に関してもそうです。
時間をかけて見事な図を仕上げる必要はなく、必要最小限の時間で、必要最小限の情報をまとめることの方が大切です。
本番に強い人は、普段の練習から本番を意識して取り組める人だと思います。
勉強方法や環境について考えるときは、本番ならどうかな?と考えてみてください。