ほとんどの学生は、朝学校に行く前か、夕方以降の放課後に勉強(自学自習)をしています。朝型学習と夜型学習にはそれぞれメリットとデメリットがあり、科目や体質によって向き・不向きがあります。それらを比較し、どのような場合にそれぞれが有効か、考えてみたいと思います。
生活習慣が整うということが一番ではないでしょうか。朝早くから起きて勉強をすることで生活リズムが整い、規則正しい生活により学習効率が高まります。慌てて起きて眠い目をこすりながら学校に行かないといけないという事もありません。また、寝てリフレッシュして一日で一番元気な時間帯に勉強が出来るというメリットもあります。短時間で完結する、暗記系の作業や基本事項の反復練習と相性が良いと言えます。
一方で、早起きが苦手という人もいます。そのような人が無理矢理朝型にして、眠い目をこすりながら勉強をすると逆に効率が悪くなります。その後日中にも眠気が出るようなら更にデメリットが大きくなります。また、その後学校に行かなければならないため、終了時間が決まっており、あまり長い時間を確保できないという点もマイナスで、難問をじっくり考えたり、まとまった量を進めたりしたいという場合には朝の時間帯は向きません。
寝る時間も考えなければいけませんが、基本的には夜の方が長い時間を確保できます。そのため、じっくりと腰を据えて勉強をすることが出来ます。応用問題をしっかり考えたい場合には夜の時間帯の方が落ち着いて考えられます。
一方で、夜型になると寝不足になりがちです。夜に頑張りすぎたせいで翌日一日眠たくて集中できなかった・・・ということを経験したことが無い人はいないと思いますが、良いコンディションを保てるよう、注意をする必要があります。
最後に、調子が出る時間帯というのは一人一人異なります。自分が一番集中出来る時間帯はいつなのかということと、朝型と夜型のメリットとデメリットとを理解して勉強の計画を立てましょう。自分に合った学習スタイルを見つけられるよう、色々と試してみてください!