工学部物理工学科のN 先生が京大工学部を志した経緯と、大学で学んでいることをご紹介します。
私は高校3年生の時点で将来してみたい仕事などはありませんでしたが、誰もが憧れるような一流企業に勤めたい気持ちがありました。
それも、研究職などの理系就職ではなく、金融系やコンサル系に文系就職したいと思っていました(理系に進んだのは自分の得意科目を活かすためです)。
関西の大学に進学したいと考えていたことと、京都大学が関西の大学では1番就職に強いことを知っていたために、京都大学にこだわっていました。
私は神戸本山学園に生徒として通っていましたが、当時教わっていた先生が工学物理工学科であり、
その先生に憧れて色々調べてみると、金融系やコンサル系就職する卒業生がかなり多いことを知り、ここを志望学部にしようと思いました。
機械システム学コースは、その前身となる機械工学科は京都帝国大学の設立と共に設置されており京都大学で1番歴史のあるコースです。
現在では電気、電子、情報を組み込み、マイクロからマクロなものを作り出しています。
具体的には機械的なものの開発(車のエンジンなど)や、発電機などのエネルギー関連などの幅広い分野を扱っています。
実習で、旋盤加工をしたりエンジンの分解をしたりしたこともあります。
基本となるのは力学(材料力学、流体力学、熱力学)なので、2回生の今は力学の勉強がメインになっています。
また、力学の計算では多くの数学的処理を要するので、微分積分などの応用的な数学も学んでいます。
また、社会的な学問の単位を取らなければならないので、その授業も受けています。具体的に私は人文地理学、社会心理学などを履修しています。