JAEA(日本原子力研究開発機構)で実験をさせてもらいました!普段見ている物からは想像がつかない世界!?
先日、JAEAで実験をさせてもらってきました。3種類の加速器を使って水素ガスから、陽子を取り出しつつその陽子を加速します。
写真はその最後の陽子加速器(シンクロトロン)で、一周の長さが1.6kmもあります。
人間なら1周回るのも一苦労ですが、陽子はここを1.4秒の間に30万周回り、
光の速さの99.9%以上にまで加速されます(速すぎて想像がつきませんが・・・)。
高速の粒子を色々なものにぶつけることで、素粒子や原子核の実験に利用します。
この写真はスーパーカミオカンデに向かってニュートリノを射出する所にあるニュートリノ検出器です。
スーパーカミオカンデは、ニュートリノというとても検出が難しい素粒子(原子を作る素になる粒子)を検出するための設備で、
茨城から300km先にある岐阜県の神岡というところにあります。
山も川も建物も通り抜けて300km も先まで飛んでいくという
(これだけものを通り抜けやすいので、飛んできたことを調べるのが難しい訳ですが)、
やはり普段見ている物からは想像がつかない世界でした。