京大生による完全個別指導 神戸本山学園

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英語入試問題の紹介「心の筋肉は鍛えられるのか」

2026年07月23日
    • 英語の入試問題は、論文や本から引用されることがよくあり、書かれている内容が面白いということが良くあります。最近読んだ入試問題から、2016年神戸大学の大問1の英文の内容を紹介したいと思います。

      英語入試問題の紹介「心の筋肉は鍛えられるのか」

      あらすじ~自制心を鍛えることはできるのか?~

      以下に本文のあらすじをまとめます。

      身体のあらゆる筋肉は運動を通して鍛えることができる。では、もし自制心が筋肉のようなものであるとするならば、同様に鍛えることが可能であるはずだ。

       ある研究者たちが、この考え方を意志の強さの訓練プログラムで検証した。その方法とは、普段コントロールをしていないような―例えば、左手でドアを開ける、yeah の代わりにyes を使う、といった―ちょっとしたことを参加者にコントロールさせることで心の筋肉に負荷を与えるというものである。すると、煙草やお酒の量が減ったり、食生活が改善したり、仕事に集中したりと、より重要でコントロールが難しいような課題においても、自制心の向上が見られたのである。
       
       これらの研究において、参加者は自分がまさにやろうとしていることを自覚し、最も簡単なことではなく、もう少し難しいことを選択することを求められた。かつ、課された課題が比較的些細なことであったために、参加者たちは行動を変えることにあまりストレスを感じることなく、心の筋肉:自制心を鍛えることができたのである。

      感想

      誰しもが、怠け心や誘惑と日々戦っていると思います。仕事や宿題をついつい後回しにしてしまう、おやつに手が伸びてしまう、などなど。そして後から反省するということが私自身もしばしばあります。そういった「しんどい」課題に直接向き合うのではなく、精神的ハードルを下げ、簡単な課題で心の筋肉を鍛えることで、知らず知らずのうちにより重要な場面でも良い選択ができるようにするという、合理的な方法であると感じました。

       受験生であれば、英単語最低〇個は毎日やると決めておく、とか、年号暗記最低〇個、などでしょうか。比較的取り組みやすい課題を、最低限の課題として課しておくことで、より負担の大きな作業にも取り掛かりやすくなるでしょう。

       また、「自分がまさにやろうとしていることを自覚する」ということも重要であると感じました。なんとなくやるのではなく、この問題から何を学び取れるのか?これから1時間の間に、何を終わらせて何を身につけなければいけないのか?日々考えている人は同じ時間でより大きな成果を得ていると思います。

       精神の鍛練という考え方自体は決して珍しいものではありませんが、効果の程が確かなのであれば、具体的かつ実践しやすい方法であり、面白いと思いました。

      私も左手でのドアの開け閉めを心がけてみようと思っています(なかなか忘れがちになります・・・💦)。

      心の筋トレ、一緒に始めてみませんか??