
英語の入試問題は、論文や本から引用されることがよくあり、書かれている内容が面白いということが良くあります。最近読んだ入試問題から、中京大学の英文を紹介したいと思います。

約1200人が受講する、アメリカの名門大学イエール大学で最も人気のある講義がある。「心理学と良い人生」と呼ばれる講義で、社会科学の研究結果に基づき、どのようにすれば人々が幸せを感じられるのかということを解説している。
社会とのつながりや運動、瞑想、十分な睡眠など、人に幸せを感じさせることがいくつかある。一方で、多くの人がお金やモノを持つことを人生の目標にするが、これらは普通最も人を幸せにするものではない。「とても幸せな人」は友人や家族との時間を優先する。
この講義の担当教授であるサントス教授はまた、“mis-wanting”、つまり間違ったものを追い求めること、についても解説している。「私たちは非常に高い給料や巨大な家を買うためにとても一生懸命働くが、それらは思ったほど私たちを幸せにしてくれない。」と。
Psyc157として知られるこの講義は、感謝を示し、親切な行いをし、社会的つながりを増やすことの重要性を解いている。この講義はあまりの人気により、オンラインで一般公開されるに至った。
この手の話題は問題に取り上げやすいのか、時々目にします。2001年の京都大学の過去問でも似たような内容の英文が扱われており、そこでは「収入が貧困のレベルを超えたならば、それ以上の収入は幸せにはほとんど寄与しない。逆に、富が増えれば増えるほど、家族の絆や社会的つながりが弱まる。」という研究結果が紹介されています。
生徒に対し、勉強の目的は自分の将来の選択肢を増やすことだ、と指導をしています。その際、お金を稼ぐということもしばしば目的の一つになります。お金が選択肢を増やしてくれるのも事実であり、それ自体は全く間違っていないと思います。ただ、「mis-wanting」に陥らないよう、自分が求めているものが何なのかということもそれと一緒に考えてみることは大切なのだなと思いました。
有り余るほどのお金を一度持ってみたい気もしますが・・・不幸せになるとのことなのでやめておこうかと思います(笑)