京大生による完全個別指導 神戸本山学園

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中西先生からのメール

2026年07月02日
    • 前回の記事に、京都大学での恩師、中西先生の最終講義のお話を書かせて頂きましたが、同じく中西先生から頂いたお言葉についてのお話で、1年半ほど前に先生から頂いたEメールのメッセージについて書きたいと思います。

      中西先生からのメール

      中西先生からのメッセージ:本当のやる気をもった学生を育ててほしい

      中西先生からのメッセージ:本当のやる気をもった学生を育ててほしい
       一年半ほど前に、私が学生時代に書いた論文に関して中西先生からメールを頂く機会がありました。卒業から15年ほど経っていたので驚いたのですが、その際に先生が当塾のHPを見て下さったとのことで、コメントを添えて下さりました。その内容は「受験テクニックではなく本当のやる気をもった学生を育ててほしい」というものでした。

       ドキッとしました。学問とは本来点取りゲームではなく、物事をじっくり考えて新しい何かを探すというものです。理学部という基礎研究の分野に身を置かれている先生からしたら特に、学問の面白さを学生に教えることは、優先順位が高いはずです。

      学習塾が優先すること

      ただ、学習塾として最優先することは、生徒が志望校に進学できるようサポートすることです。そのためには試験で得点を取ることが必要であるために、しばしばじっくりと考えたり、本質を捉えたりすることよりも素早く正確な数値を導き出すことが優先されがちです。

      実際に授業をしていても、本当はもう少し掘り下げると面白いんだけどな・・・と思いつつも、テストに役に立たないからな・・・と、次の問題に進むことを優先する場面が良くあります。

      出来るべき問題を確実に正答できるように繰り返し練習する、というのが受験の必勝法です。“誰でも“できる問題をミスなく確実に取り切れば合格点を下回ることがないからです。私が小学生時代にやっていた野球で例えるなら、素振りやバントばかり練習させられて、強振してホームランを打つ練習はさせてもらえない・・・競技の楽しさを伝えきれていないなと思うことが良くあります。

      受験勉強を楽しむコツ

      では、受験勉強はひたすら我慢して耐えるものなのでしょうか。私は、そんなことはないと思っています。
       もちろん、受験では基礎問題を繰り返し練習することは欠かせません。しかし、その努力の先にある「できるようになった」という喜びは、勉強の大きな楽しさの一つです。模試の点数が上がった、以前は解けなかった問題が解けるようになった――そうした結果や、自分自身の成長を実感できたとき、人は自然と勉強が面白くなっていきます。
       そしてもう一つ、私がお勧めしたいのは、ときには受験勉強から少しだけ寄り道をすることです。課題をいつもより早めに終わらせた日には、自分へのご褒美として時間を気にせず難問に挑戦してみる。入試には出ないような問題でも、「どうしてこうなるのだろう」と考え続ける時間は、学問本来の面白さを味わえる貴重な時間です。もちろん、早めに勉強を切り上げてリフレッシュするのも良いと思います。
       受験勉強は志望校に合格するためのものですが、それだけで終わってしまうのは少しもったいないとも思います。点数を伸ばす喜びと、知ること・考えることの面白さ。その両方を味わいながら勉強を続けられれば、受験はもっと充実したものになるのではないでしょうか。