京大生による完全個別指導 神戸本山学園

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教育学部というところ

2026年11月08日
    • 今回は私(教育学部2回生I)が所属している京都大学教育学部についてお話させていただこうかと思います。 京都大学には10の学部がありますが、その中で1学年あたりの人数が最も少ないのが教育学部です。その数60人。全学部で1学年約3000人いて、工学部は約900人いることと比べると、その差は歴然かと思います。そんな教育学部はその人数の少なさからか、他学部と比べて相対的に他学年との繋がりが強い傾向にあり、学部独自のイベントがたくさんあります。今回はそんな特異な教育学部についてみなさんにご紹介させていただきます。

      教育学部というところ

      教育学部ってどんなところ?

      まず、うちの大学の教育学部はどんなことを学ぶのかについて。教育学部自体は教育大学含め色々な大学にありますが、その教育内容は絶妙に異なります。よく『教育学部ってことは先生になるの?』と聞かれますが、うちの大学の教育学部生の場合、少し微妙な顔を返すことになります。というのも、教員免許を取ろうとしている仲間もいますが、そうでない仲間のほうが多かったりするからです。しかも、教員免許を取っても教員にはならないつもりの仲間も多くいます。かくいう私もその一人です。私は母校が好きすぎるあまり、母校に教育実習に行きたいがために教員免許取得を目指しています。でも教師になるつもりはありません。先生たちのことが大好きすぎるあまり、将来自分の上司になって怒られるのを想像すると悲しすぎるからです。笑
       そもそもうちの教育学部は教員養成を第一目的としていません。教育学を学ぶのがうちの教育学部です。ただ、教育学部生である自分ですら、きちんと把握できているのか自信はありません。笑
       先ほどから再三、教育学部は教員養成を目的にはしていないということをお伝えさせていただきましたが、学校現場の教育を学ぶことももちろんあります。それと同時に、全く学校とは関係のない教育を学ぶこともできます。たとえば生涯教育や図書館教育などです。教育はあらゆる場面で発生します。だからこそ、どこで生まれる教育も研究対象になり得るのです。
       また、うちの大学の教育学部には心理学を学ぶコースもあります。他大学では心理学部が設置されているところもありますが、うちはその管轄が教育学部です。なので、一定数の仲間は心理を学んでいます。臨床心理士や公認心理士の資格を取るべく勉強している仲間もいます。

       そしてここからは、教育学部の特異な他学年との上下の結束の強さについてご紹介します。
       その強さは、びっくりなことに大学入学前から発揮されます。学部の新歓があるんです。部活やサークルの新歓はみなさんもよく聞くかと思いますが、学部単位の新歓を私は初めて耳にしました。しかも4月に入ってから入学式までの1週間、ほぼ毎日のように交流会が開催され、入学後も毎週末、上回生との交流会や運動会が催されるのです。2回生が中心となって、3、4回生も参加しながら、1回生が学部の仲間を作りやすいように新歓が設計されています。60人という人数の少なさのおかげもあって、新歓内で学部の連絡網も完成し、入学前の手続きなども、一緒に協力して臨めるというありがたい環境が完成します。入学式当日には、すでに互いが顔見知りになっていて、集合写真を学部棟の前で撮っちゃうぐらいです。遠方から出てきて1人なことに不安を抱える人も多いこの時期、仲間づくりができるこの新歓は教育学部の新入生にとってとってもありがたい居場所になります。
       そして新歓が5月に終わり、そこから始まるのが【教育学部祭】の準備です。これが教育学部の目玉行事になります。京都大学では11月下旬に11月祭が催されますが、同日教育学部棟の敷地内で教育学部生によって開催されるのが【教育学部祭】です。やっていること自体は学園祭とお揃いで、食模擬の出店をしたり、独自のステージを設営してステージ企画をしたり、などなど。傍から見れば、高校の文化祭をやっているにすぎないようなお祭りですが、教育学部生はそれを全力で準備します。最高の内輪ノリ、と表現する先輩もいるようなお祭りです。
       しかし、教育学部生にとっては、単なるお祭りではありません。開催される4日間までの準備期間に催される様々な交流が我々学部生にとっては大切な時間です。内容はアホなものばかり。夏祭りを開催したり、鴨川を泳いでみたり、24時間テレビと題して、学部生のみんなで2日間楽しい企画をしながら徹夜してみたり。全部、他学部の友達に言うと「?」と不思議そうな顔をされるようなものばかりなのですが、これらを経てたくさんの学部生、ひいては院生や卒業生と仲が深まるこの場所が私たちの居場所になっているんです。

       もちろん、全学部生が、教育学部が作るイベントに全参加しているわけではありません。各々が大学でやりたいこととの兼ね合いの中で、それぞれの距離感で教育学部のコミュニティに属しています。また、学部生に自治が認められた学部塔内のラウンジや地下階の部屋というものが存在し、いつでも自由に利用することができます。居場所としても、設備としても充実したこの教育学部は、先述の通り、他学部生からは「???」な学部ですが、私にとってはとっても大切な学部です。